予定をコロコロ変えてしまう私が気づいた、“柔軟すぎる人”の落とし穴
つい予定を変えたくなってしまう。 それは優しさや柔軟さの裏返しでもあるけれど、時に信頼を揺らすこともある。 そんな“柔軟すぎる私”が、自分のクセと向き合って気づいたこと。

🪞はじめに:また予定を変えてしまった日
先日、おじいちゃんに言われた一言が胸に刺さった。
「予定をコロコロ変えるな。」
最初は16:00に帰る予定だったのを18:50に変更したり、
泊数を1日減らしたりしていた。
そんな小さな変更を繰り返していたら、「また変えたの?」と注意された。
そして思い返すと、最近、取引先にも同じようなことを苦笑いされた。
「スケジュール変わるんですね」と。
その瞬間、ハッとした。
プライベートでも仕事でも、“予定変更グセ”が出てるんだ、と。
💭なぜ私は予定をコロコロ変えてしまうのか
冷静に振り返ってみると、根っこは悪気ではなく、「より良くしたい」という気持ちだった。
「こっちのほうが効率よさそう」
「天気が悪いなら予定をズラした方がいいかも」
「相手の都合に合わせたほうが親切かも」
いつもそんな“最適化思考”で動いていた。
でも、結果として**「安定しない人」**に見えてしまう。
これは柔軟性が高い人ほど陥りやすい罠かもしれない。
「改善のつもり」が「信頼コスト」になっていたんだと思う。
🔍気づき:検討期と確定期を分けるだけで変わる
ある日、ChatGPTと話していて「検討期と確定期」という考え方を知った。
- 検討期:柔軟に考えてOK。案を広げて最適解を探す時間
- 確定期:一度決めたら、もう変えない。迷わない時間
私が失敗していたのは、検討期が短すぎて確定を早めてしまうこと。
本当はもう少し考えたいのに、時間がないから「えいっ」と決めてしまう。
そしてあとから「やっぱりこっちがいい」と変えたくなる。
つまり、“時間不足での即決”が予定変更を生んでいた。
🕰️1案としての解決策:疑似検討時間をつくってみる
まだ模索中だけど、いま試してみているのが「疑似検討時間」という考え方。
要するに、一度“仮決定”して一晩寝かせるというもの。
たとえば、
- カレンダーに「⚠️仮決定」と入れる
- 翌朝見直して「やっぱりOK」と思ったら「✅確定」に変える
たったこれだけ。
でも、この「一晩寝かせる」が意外と効く。
感情がリセットされて、判断が冷静になる。
そして“あとで変えたくなる”回数が少しずつ減ってきた。
まだ完璧な方法とは言えないけれど、
「とりあえず決める」と「決めたあとに変える」の間にワンクッション置くことで、
心に余白ができるのを感じている。
🧭これから試したいこと
・決めた予定を“仮”と“確定”で分けて記録してみる
・変更したときは、その理由を1行メモしてみる
・48時間前以降は基本変更しないルールを設ける
まだ実験段階だけど、自分の“変更のクセ”が見えてくる気がしている。
「柔軟さを残しながら、安定感をつくる」——それが今の目標。
🌸おわりに:柔軟さは悪じゃない
予定をコロコロ変えてしまうことに落ち込んでいたけれど、
実はそれは「柔軟で、よりよくしたい自分の証」だった。
大事なのは、柔軟さに“安定感”を足すこと。
外から見たときに、
「しっかりしてるけど柔らかい人」になれたら最高だと思う。
これからは、“えいっ”の前に10分だけ。
自分の予定も、気持ちも、ちょっと寝かせてから決めようと思う。

なつ
好奇心多め。スタートアップで働くマーケター。旅行LOVE!
